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■書籍/茶箱は愉しい/茶箱を組む-茶碗.茶器.茶杓.茶筅筒.振出.他/茶箱に見る色使いの美学-袋物.仕覆.網袋-緒/近代数寄者の茶箱/茶籠.茶道

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    ■■茶道誌■■  ■■『なごみ』■■  ■■『茶箱は愉しい』■■  ■■「ひと箱に取りあわせる茶道具」■■  ■■茶碗/茶器・(棗・中次)/茶杓/茶筅筒/茶巾筒/振出/茶筅立/香合/建水/豆幅/他■■  ■■「茶箱を組む」―茶箱に収まる道具類■■  ■■「茶箱に魅入られて」―中田智之・(料理旅館・楽々荘主人)/阿會一実・(阿會美術代表)/海田曲巷・(茶杓師)■■  ■■「茶箱に見る・色使いの美学」ー袋物/仕覆/網袋ー緒■■  ■■「茶箱会会記・に読む」―近代数寄者の茶箱■■  ■■茶箱/茶籠■■  ■■茶道/道具■■  ■■以下詳細をご覧下さい!!■■




    ■■『茶道誌』・・・■■



    ●●『なごみ』・・・●●

    **”(2006年4月・通巻第316号)”**



    ■■「特集」・・・■■



    ●●「茶箱は愉しい」・・・●●

    ―”ひと箱に取りあわせる茶道具”―

    **”(約・38頁) ”**

    ★茶箱は・持ち運ぶことのできる小さな箱や籠に・茶を
     点てるための道具をひと揃い仕組んだものです。
     箱の中の限られた空間に収める品々は千種万様・茶人
     の心ひとつで決まります。
     それゆえでこそ・茶箱には組み手の眼識があらわれま
     す。
     そしてまた・それゆえに茶箱を組むことは・古くから
     茶人にとって大いなる愉しみのひとつでした。
     茶の湯の巧者が選ぶ茶箱の世界を紹介します。



    ―”茶の湯・もてなしの工夫十二ヶ月”―

    ●●「花見で一服」・・・●●

    **”秋山宗和・(茶道家)”**

    **”(4頁) ”**



    ■発行日=平成18年4月1日。
    ■発行所=株式会社・淡交社。
    ■サイズ=18×25.5cm。
    ■定価=840円。
    ■状態=美品。
      ●表紙に多少のスレ・ヤケが有ります。
      ●本誌内に多少のヤケが見えますが
      ●傷みは殆ど無く
      ●全体に良い状態に思います。



    ◆◆注意・・・◆◆

     ★発行日より・経年を経て下ります。
      コンディションに係らず・古書で有る事を
      充分に御理解の上・御入札下さい。

     ★神経質な方は入札をご辞退下さい・・!!



    ●全・128頁・・・!!



    ●特集の・・・・・!!

      ◆「茶箱は愉しい」・は・約・38頁。



    ●蒐集・資料などの・参考に・・・!!



    ●探されていた方は・この機会に・・・!!



    ●以下・詳細をご覧ください・・・!!

      ◆掲載案内は・抜粋し掲載して下ります。

      ◆掲載内容は・Q&Aより・問い合わせ下さい。

      ◆数字記載は目視です・間違いは御容赦下さい。



    ●掲載を抜粋紹介し・「タイトル」・と致します。



    ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



    ■■『茶箱は愉しい』・・・■■

    ―”箱に取りあわせる茶道具”―

    **”(約・38ページ) ”**


    ★古美術・神通静玩堂主人・神通豊さんが組んだ茶箱。


    ―”茶箱”―

       ◆水車文蒔絵唐物茶箱・鍍金金具。

    ―”茶碗”―

       ◆粉引茶碗/唐津釣人絵茶碗。

    ―”茶器”―

       ◆雲鶴蒔絵嵯峨小棗。

    ―”茶杓”―

       ◆象牙芋杓。

    ―”茶筅筒”―

       ◆唐物紙縒細工茶筅筒。

    ―”茶巾筒”―

       ◆吉田屋茶巾筒。

    ―”振出”―

       ◆古九谷振出。

    ―”茶筅立”―

       ◆胡銅茶筅立。



    ―”特集・茶箱は愉しい・1”―

    ●●『茶箱を組む』・・・●●

    **”協力・神通静玩堂”**

    ★茶箱が生まれた四百年の昔。
     千利休は野点の折・周囲の花に客の心が奪われぬよう
     ・秘蔵の茶入を茶箱に組んだと伝えます。
     掌中の珠とも言うべき茶道具を自慢の茶箱に組む喜び。
     古くから続く茶箱の愉しみは・今も変わらず茶人の心
     を惹きつけてやみません。

    ―”茶箱には花にも勝る秘蔵のものを”―

       ◆中央の・蓋を開けた唐物茶箱は・20・21頁の
        道具を収めたもの。
        片輪車の鍍金の金具に合わせて水車の蒔絵が施
        されている。
        古色を帯びた端正な茶箱に仕覆の色が鮮やかに
        映る。

       ◆右は・時代唐物茶籠に南鐐の金具を。

       ◆左は・時代唐物茶籠に七宝の金具が配されてい
        る。


    ●『茶箱に収まる道具類』・・・●

    ★茶箱を開けたときに・わずかにのぞく蓋裏。
     貴重な裂をあえて使った内貼にこそ・茶人の美意識が
     あらわれている。

    ―”すべてを容れる器”―

    ●「茶箱」・・・●


    ★箱か籠を用い・中に入る道具を保護し・安定させるた
     めに内貼か漆塗がなされる。
     蓋を開けたときにのぞく裂地に茶人は心をくだく。
     写真の茶籠の内貼は・江戸中期の刺繍を施した打掛を
     裂地として用いたもの。

       ◆2点。


    ★茶箱の収まった茶碗に・他の道具が寄り添う形で調和
     を決める。
     取り出したときに茶碗だけが・突出してはいけない。

    ―”取り合わせの主役”―

    ●「茶碗」・・・●

    ★茶箱に収まるように小振りのものが用いられる。
     手前から・吉田屋茶碗・朝日茶碗・呉須赤絵茶碗。
     古九谷の再現を目指した吉田屋の茶碗は・江戸後期の
     わずかな間に作られた貴重なもの。
     見込みには・お福の絵が描かれており・内に福・外に
     鬼で節分をあらわしている。

       ◆3点。


    ★棗は仕覆に包まれ・茶碗の中にすっぽりと収まる小品。
     それでいて・匠の手で施された蒔絵が・取り合わせの
     中に精緻な華やぎを添える。

    ―”茶碗の中から現われる”―

    ●「茶器」・・・●

    ★仕覆に包んで茶碗の中に仕組むため・茶碗から取り出
     しやすい小振りのものを用いる。
     茶碗に収まりのよい平棗や・茶碗から取り出しやすい
     細身の棗が好まれる。
     手前から・梅松蒔絵平棗・鶴松蒔絵中次・光琳風波蒔
     絵棗。

       ◆3点。


    ●茶箱に収まる品は皆小さい。
     小粒ゆえに・埋もれずに・きらりと光るものを用いた
     い。

    ―”茶箱だけの必需品”―

    ●「茶巾筒・茶筅筒」・・・●

    ★茶巾と茶筅を入れる茶箱独特の道具。
     右まから・池田瓢阿作・竹茶巾筒・池田瓢阿作・竹組
     茶筅筒・染付茶巾筒。
     染付の茶巾筒は替え茶碗に用いることができる。

       ◆3点。


    ―”寸法小さく独特の形”―

    ●「茶杓」・・・●

    ★特に象牙のものが好まれ・茶箱に収まる長さに作られ
     る。
     上から・象牙真形・象牙芋杓。
     薬匙を転用したと思われる・芋杓は・手許にあたる切
     止に珠がつく。

       ◆2点。


    ―”極小の菓子器”―

    ●「振出」・・・●

    ★金平糖や甘納豆など・小粒の菓子が入る口を持った菓
     子入。
     下は・ヴェネチアンガラス振出・上は・唐物瓢形振出。

       ◆2点。


    ●『組むことであらわれる主の個性』・・・●

    ★小さな箱の内で寄り添っていた道具は・取り出して袋
     を解けば・ひとつひとつが響き合う。
     箱の内外で姿を変える茶箱。
     その取り合わせは・二つの姿に思いをめぐらす。

       ◆時代唐物茶籠・七宝金具。

       ◆時代千鳥秋草蒔絵小棗。

       ◆象牙銀繋茶杓。

       ◆古唐津茶碗。

       ◆黒柿海松蒔絵茶筅筒。

       ◆唐物七宝茶巾筒。

       ◆宋胡録振出。


    ―”茶箱の道具には古格と華やかさを”―

       ◆時代唐物茶籠・鍵金具。

       ◆雲錦蒔絵棗・白山松哉造。

       ◆象牙真形茶杓。

       ◆黒楽茶碗・慶入造。

       ◆南鐐建水。

       ◆黒柿秋草蒔絵茶筅筒。

       ◆染付茶巾筒。

       ◆ベネチアンガラス振出。



    ―”対談”―

    ●●『茶箱を組む喜び』・・・●●

    **”神通豊/池田瓢阿・(竹芸家)”**

    ★茶箱は・限られた空間の中に選び抜いた茶人愛玩の小
     品を組んだものです。
     終わることがないと言われる茶箱を組む喜びについて
     神通静玩堂主人・神通豊さんに親交の熱い竹芸家・池
     田瓢阿さんが伺いました。



    ―”特集・茶箱は愉しい・2”―

    ●●『茶箱に魅入られて』・・・●●

    ★ひとつひとつの茶道具に心を砕き・吟味に吟味を重ね
     ても・茶箱には終わりがないと言います。
     古くから茶人はその奥深さに魅せられて・茶箱に夢中
     になってきました。
     時代が変われば・茶箱も変わります。
     いま概成の概念にとらわれずに・茶箱の世界に遊ぶ三
     人の数寄者・その愛用の茶箱を紹介します。

    ―”楽々荘主人・中田智之さんの茶箱”―

       ◆蒟醤十四角茶箱。

       ◆絵唐津茶碗/無地刷毛目茶碗。

       ◆象牙竹形茶杓。

       ◆時代枝垂桜蒔絵頭切茶器。

       ◆独楽宝珠香合。

       ◆祥瑞振出。

       ◆象牙茶筅筒。

       ◆明七宝茶巾筒。


    ―”茶箱巧者に聞く茶箱の取り合わせ”―

    ●『中田智之』・・・●

    **”料理旅館・楽々荘主人”**

    ―”撮影=宮野正喜・(33~37頁)”―

    ★利休が好んだとされる蒟醤の茶箱。
     現代の数寄者は蒟醤の茶箱に古格ある茶道具を取り合
     わせた。
     古色の中に・祥瑞の白と青が華やぎを添える。

    ★道具の色と質感・そして物の格。


    ―”茶箱を旅の友に”―

    ●『阿會一実』・・・●

    **”阿會美術代表”**

    ―”撮影=鈴木直人・(38~39頁)”―

    ★山上で喫する茶。


    ―”茶箱には遊び心を”―

    ●『海田曲巷』・・・●

    **”茶杓師”**

    ★驚かさないとつまらない。

       ◆李朝白磁の茶碗を手に・茶箱の思い出を語る海
        田さん。
        3年に1回の茶籠展は来年に予定。
        茶味三味の生活を送る海田さんは・今年も茶事
        に茶杓展にと忙しい。

       ◆「竹は弾力があるので・籠に茶筅筒
        と小さな茶箱を組むのに最適な素材」・と海田
        さん。
        茶箱の内張は小袖裂。
        くっつきのある李朝白磁茶碗を中心に・右上か
        ら時計回りに・海田さん作の・春草図竹皮茶筅
        筒・南鐐茶巾筒・マジョリカ振出・差込茶杓・
        銘・「道草」・南鐐茶筅立・香合を見立てた・
        槐樹・(えんじゅ)・棗・銀建水。

       ◆茶箱用に削った茶杓。
        上の・茶杓は・銘・「芽生」。
        中は・無名の茶杓に・網袋を片身替えにしたも
        の。
        下の・差込茶杓の・銘・「安散幾遊女美之」・
        はいろは唄の・「浅き夢みし・(酔いもせず)
        」・に当てたもの。

       ◆李朝の白磁・棗がまとったインドネシアの古裂
        ・(絹)・の赤茶が映える。
        茶箱が愉しくなるように更紗を使うことが多い。

       ◆茶箱を組むうちに自然と集まったお道具。
        イギリスの器やアジアの生活雑器など・見立て
        によるものも少なくない。

       ◆茶箱用の掛軸も・海田さんが書いたもの。
        「手習いのひとつもなさでいたずらにすこし月
        日ぞくやしかりけ里」。
        洒落て可愛らしい軸の表具に・更紗が嬉しい。



    ―”特集・茶箱は愉しい・3”―

    ●●『茶箱に見る・色使いの美学』・・・●●

    **”鈴木皓詞・(茶道研究家)”**

    ★緒の色ひとつで・茶箱の中が明るくも暗くもなる。
     永年にわたって茶箱の世界をっ追求し続けてきた・茶
     人・鈴木皓詞さんは・隅々まで行き届いた心遣いをす
     ることが茶箱で遊ぶことだと語ります。
     茶箱の・「色」・に込めた遊び心とは。

    ―”茶筅筒”―

       ◆緑網袋。

    ―”茶巾筒”―

       ◆藍網袋。

    ―”振出”―

       ◆時代裂。

    ―”茶杓”―

       ◆木綿木賊文。

    ―”茶碗”―

       ◆時代裂片身替。

    ―”香合”―

       ◆時代緞子。

    ―”茶器”―

       ◆牡丹唐草緞子。

    ―”茶筅立”―

       ◆ヨーロッパ更紗。

    ―”ヘダテ”―

       ◆紫縮緬。

    ―”建水”―

       ◆更紗。

    ★鈴木さんが組んだ茶箱の道具を・袋や網に包んだもの。
     裂地の格を考慮したうえで・色や質感だなく・緒ひと
     つの長さ太さにもこだわる。
     収めたとき・(表紙・次頁)・茶箱の中の景色が生き
     生きと映るかどうかが重要となる。


    ●「色に心を尽くして」・・・●

    ★衣を脱ぎ・その姿をあらわした茶道具。
     茶箱を解いていく過程ほど愉しいものはない。

    ―”萩の金象嵌を金具に配した唐物籠”―

       ◆祥瑞丸紋茶碗。

       ◆時代菊桐蒔絵茶筅筒。

       ◆七宝茶巾筒。

       ◆青磁瓢形振出。

       ◆笹の葉茶杓。

       ◆時代波千鳥蒔絵香合。

       ◆七宝茶筅立。

       ◆時代秋草蒔絵棗。

       ◆砂張建水。



    **”(以下白黒)”**


    ―”「茶箱会会記」・に読む”―

    ●●『近代数寄者の茶箱』・・・●●

    **”文・鈴木皓詞・(茶道研究家)”**

    ★昭和十年の秋の好日・近代数寄者の重鎮・益田鈍翁の
     よびかけに応え・当時を代表する数寄者が・秘蔵の茶
     箱を持ち寄った・茶箱会」。
     その一日をいまに伝えるのは会記のみ。
     この会記から・いま散佚し・その姿を見ることは叶わ
     ない茶箱の姿が・過ぎし一会とともに甦ります。

      ◆「茶箱会・会記」。

      ★近代数寄者たちが催した・「茶箱会」・唯一の記
       録である会記には・益田鈍翁・直筆の表書がなさ
       れている。



    **”(以下白黒)”**


    ―”本文”―

    ●観濤荘・大炉ノ間・主・三井泰山。

    ●観濤荘・土間席・主・岩原椿庵。

    ●観濤荘・奥ノ間・主・七海遊亭。

    ●松花堂腰掛・主・佐羽未央庵。

    ●幽月・主・戸田彌七。

    ●為楽庵・主・益田鈍翁。

    ●蝸殻庵・主・紫明庵。


    **”(解説)”**

      ◆野崎幻庵・(のざきげんあん)。

      ◆高橋箒庵・(高橋そうあん)。

      ◆益田鈍翁・(ますだどんおう)。

      ◆三井泰山・(みついたいざん)。

      ◆益田多喜・(ますだたき)。

      ◆小堀権十郎・(こぼりごんじゅうろう)。

      ◆天明の手取釜・(てんみょうのてどりがま)。

      ◆本手斗々屋・(ほんてととや)。

      ◆空中・(くうちゅう)。

      ◆存星・(ぞんせい)。

      ◆金馬・(きんま)。

      ◆一入・(いちにゅう)。

      ◆祥瑞・(しょんずい)。

      ◆宋胡録・(すんころく)。

      ◆谷松屋・(たにまつや)。

      ◆仁清・(にんせい)。

      ◆雲鶴・(うんかく)。

      ◆刷毛目・(はけめ)。

      ◆金襴手の馬上杯。
          ・(きんらんてのばじょうはい)。

      ◆平等院切・(びょうどういんぎれ)。

      ◆芋頭・(いもがしら)。

      ◆塩筍・(しおげ)。

      ◆木米・(もくべい)。

      ◆行成の伊予切・(ゆきなりのいよぎれ)。

      ◆山田宗偏・(やまだそうへん)。

      ◆安南・(あんなん)。

      ◆平田七宝の四分一。
          ・(ひらたしっぽうのしぶいち)。

      ◆青磁の夜学・(せいじのやがく)。


    ●●『好みで選ぶ・引手・釘隠』・・・●●

    ―”東京・赤坂・栄屋清水商店”―

    **”撮影・高山透”**



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