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● ● ● 商 品 説 明 ● ● ●
◎ 品 名 : 中国 明 竜泉窯 天龍寺青磁 陰刻紋 夜学型器台 火鉢
◎ 寸 法 : 直径=約23.5cm / 高さ=約15cm / 台径=約15cm
◎ 重 量 : 約3kg
◎ 年 代 : 明(14~16世紀)
◎ 参考文献 : 中国の明時代の龍泉窯系青磁噐台で、胴部には透かしが施されている。
本来は夜学をする際に机上を照らす燈明皿を置く台であったが、
後に真鍮製の蓋と円筒形の鉢皿が付けられ、手焙(火鉢)に転用されている。
中世豊後府内町跡からも同様のものが出土している。
(文化遺産オンラインより抜粋)。
● ● ● 状 態 ● ● ●
◎ 参考文献には「蓋と鉢皿」とありますが、こちらの商品に蓋はありません。
◎ 経年による時代感、使用による小傷はございます。
◎ 内側に大きな「ひっつき」がございますが、外からはほとんど分かりません。
◎ 口の内側に2cm×6cmほどの「ひっつき」がございますが、鉢皿を入れると目立ちません。
◎ 1箇所「にゅう」があり、内外ともに1cmほど欠けています。
◎ 鉢皿は銅製で、槌手の打ち出し加工が施されています(内側のひっつきの形に合わせて作られています)。
◎ その他、窯傷、窯焼け、発色、釉薬の具合等は、追加画像でご確認ください。
◎ 微細な傷など、見落としがあるかもしれません。ご容赦ください。
◎ 木箱の蓋には「支那青磁焼 夏火鉢」とあります。
◎ 同形の青磁が14~15世紀に竜泉窯で焼かれたもの、という記事が載った昭和62年の読売新聞をお付けいたします。
※ 以下、新聞記事の内容です。
「足摺岬に東西交易の“痕”」
「トルコと同型の磁器発見」
「金剛福寺 海のシルクロードで渡来?」
「中国竜泉窯製と判明した金剛福寺の青磁牡丹唐草彫文花瓶(上)、同彫文瓶(右下)、青磁高座間透器台(左下)」
四国霊場第三十八番札所で平安初期、嵯峨天皇の勅命で建立された金剛福寺(高知県土佐清水市足摺岬)に伝わる花瓶など七点の磁器が、
このほど専門家の鑑定で十四、五世紀の元、明代・竜泉窯(現浙江省)で焼かれた中国青磁と確認された。
うち六点はオスマントルコ皇帝の居城だったトプカピ宮殿(イスタンブール)に秘蔵されてきたものとそっくり。
中国・温州の港から積み出された竜泉窯磁器は、回教商人の手を経てはるばるトルコに渡るとともに、東シナ海から
足摺の地にも運ばれていたわけで、ヨーロッパの東端と日本を結ぶ壮大な海のシルクロードに新たな裏付けが加わった。
鑑定に当たった中国陶磁史専攻の三杉隆敏・小原流芸術参考館(神戸市)副館長は「金剛福寺がある足摺岬は、
もと土佐国幡多(はた)地方で、十三世紀以来京都の一条氏の勢力下にあった。一条氏が、ここを基地に中国と
密貿易を展開していたのではないか。寺の浦山からは、かなりの量の中国磁器の破片が見つかっており、
海のシルクロードの終着点の一つだったことを物語っている」と指摘している。(22面に関連記事)
※22面の内容は割愛させていただきます。
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